あまり聞き慣れない言葉であるjcss校正という言葉ですが、どのような意味を持つかご存知でしょうか。実は、意外と身近にある品々に関係の深い言葉なのですが、知る人は多くありません。ここでは、知識として知っておきたいjcss校正という制度について説明します。まず、jcss校正とは、計量法に従って運用されている日本の制度のことで、校正を実施する認定を受けた事業者が、申請を受けた事業所の品質やシステムを審査して、それが適切で基準を満たしているかどうかチェックします。審査を通過すれば、認定された校正事業者は申請を出した相手にjcssの認定証を発行します。つまり、日本で定められた基準の審査をクリアしているという認定書を発行してもらうことで、品質が基準を満たしているという証明になるものなのです。

なぜjcss校正という制度は必要なのでしょう

では、なぜjcss校正という制度が設定されているのでしょう。それには、幾つかの理由がありますが、基準となる検査は国際規格であるISOなどを基準として設定されており、認定証が出たということは世界の基準に合格しているということになります。例えば海外で展開する時にも有効で、国際規格に適応した製品である証明となるので、国際的な市場へ乗り出す際に有効です。また、jcss校正の証明書で認定されていれば安全で信頼性のある製品であるということがすぐに分かりますので、ユーザーにとっても便利であり、jcssのマークが入った証明書はそれ自体がセールスポイントとなり得ます。また、その製品について障害が後から発生した場合でも、適合性が証明されているので正しい動作が確認できるなど、その後の運用にも良い効果があります。

安心と安全の為にjcss校正が存在します

ここまでjcssがどのようなシステムかご説明しましたが、証明書が発行されることでどのような効果があるかと言いますと、例えば、ユーザーから見てこの製品は安心で安全ですと示されてもそれを確認する方法はあまり多くありません。そのような状況の中で、国際的に基準が作られているISOがあり、それに準拠したjcss校正という日本国内で定められた品質基準をクリアしているというjcssのマークが入った証明書は、製品を提供される側にとっては注目すべき点です。証明書を発行することができるのは厳しい審査を受けて認定を受けた事業者に限定されていますので、審査をする事業者も信用でき、そこで正確な校正がされていると見えますので国内で行なわれた校正が海外でも信用されるのです。この為、一度認定されれば何度も別の校正を受ける必要がないので、費用の面でも効果的です。このように、jcss校正は信用の証明書となっているのです。

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